2020.7.9付けでご紹介したコレクチム軟膏(ヤヌスキナーゼ阻害剤)が、これまでは16歳以上のみという年齢制限がありましたが、2021.3より小児にも処方可能となりました。
従来の0.5%に加え、小児用に、濃度が半分の0.25%の剤型も発売されます。
アトピー性皮膚炎の外用薬は、保湿剤・ステロイド・免疫用製剤の3本柱でしたが、選択肢が加わりました。患者さんの症状により、適応があれば提案をしたいと思います。
さらに、既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎の方に、ヤヌスキナーゼ阻害剤の内服薬も処方できるようになりました。オルミネント(バリシチニブ)という錠剤です。
今までは慢性関節リウマチに使用していたものですが、適応拡大となりました。
欠点は、値段が高いことです。
今までの治療だけではなく、薬剤選択のカードが増えたことをうれしく思います。